こんにちは、meetaps編集部の姫野です。
先日ある海外メンバーとお互いの現在の生活環境についての話になりました。その話が興味深かったので、他の海外拠点のメンバーにも現在の生活環境について質問をおこない、その生の声を集めてみました。
各人の視点の内容なので、客観性は低いかもしれませんし、正確な情報ではないかもしれませんが、よろしければご覧ください。
韓国:上田さんの場合
一時在宅勤務、インタビュー時点(4月28日)では解除
まわりの状況
- 外出制限は特にないが、外出する際はほとんどの人がマスクを着用
- スーパーや飲食店はほぼ通常通り開いており、生活に支障なし
- 国の施策として「社会的距離の確保」政策を継続しつつ、経済活動を維持
在宅勤務状況
- 一時は新型コロナウィルスの影響で在宅勤務だったが、今は解除されオフィスに出社している
- 在宅勤務中は全てオンラインだったため、部下とのコミュニケーションや業務の進捗管理が対面の時ほどできず困った
使っていたツール
仕事
Slack、Google Meet、 メール
プライベート
LINE、Kakao Talk、Facebook Messenger、 Zoomミーティング
ご家族が日本から戻った時、自宅隔離用に支給された食料品
中国:Yuliさんの場合
一時在宅勤務、インタビュー時点(4月27日)では解除
まわりの状況
マスクをして、緑の健康コード※があれば外出可能
約2ヵ月間閉まっていたお店も開き始めたが、オンラインショッピングが増加傾向
自炊する人が増え、社内の男性メンバーも手作り弁当を持って来るようになった
感染者の関係者は行動歴などの情報が公開され、関連の病院や施設の関係者も隔離されるため、今は落ち着いて生活が送れている
※ 参考:在中国日本国大使館「新型コロナウイルス感染症(湖北省政府発表:健康コードの発行と,健康コードに登録された情報や地域の感染症リスクに応じた移動可能範囲) 」 https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000207.html
在宅勤務状況
- 一時は新型コロナウィルスの影響で在宅勤務だったが、今は解除されオフィスに出社している
- 旦那さんと2人で在宅勤務をしていた時は、仕事と家事の両立が大変だった
- 会社の安全衛生責任者に登録されているため、1日中政府の対応に追われていた時期もあった
- オフィスの利用を再開するためには消毒作業が必要で、そのために出社するのが怖かった
使っていたツール
仕事
Google MeetとLINE
プライベート
Zoomミーティング
マスクをしてオフィスで働く中国メンバー
台湾:Meilingさんの場合
インタビュー時点(4月27日)では在宅勤務期間なし
まわりの状況
- 特に外出制限はないが、外出は極力控えている
- 毎日新型コロナウィルスに関しての記者会見が生中継で行われ、質問は全て回答されるため不安が残らない
在宅勤務状況
- ウィルスが広がったら在宅勤務したいが、今まで在宅勤務をしたことがない
使っているツール
仕事
Google Meet、LINE
プライベート
Zoomミーティング
シンガポール:Shiyunさんの場合
インタビュー時点(4月27日)では在宅勤務中
まわりの状況
- 生活用品を買いに行くことはできるが、外出時はマスクをしてないと罰金
- ロックダウン前は、週末によく実家に帰り家族と夕食をともにしていたが今はそれも禁じられており、見つかったら罰金になる
- 飲食店は持ち帰りか配達のみ許されている
- オンラインショッピングは可能
在宅勤務状況
- 旦那さんと一緒に在宅勤務中
- 仕事は主に日本、中国、台湾のメンバーとの経理まわりの調整なので、在宅勤務前と比較して仕事内容に大きな変化はなく、ストレスにはなっていない
- 月次処理など細かい確認作業を行う時は、同じオフィスで働いていたメンバーとのコミュニケーションが難しく感じる
- サインが必要な書類の対応や銀行手続きが面倒(銀行も在宅勤務に対応する必要があり、取引の処理が遅れる可能性がある)
- 今年は監査もメールや電話で行うため、今まで以上に準備と説明が必要
使っているツール
仕事
Slack、WeChat
プライベート
WhatsApp Messenger※2、Telegram Messenger
※2 WhatsApp Messengerはシンガポールで人気のチャットツール
Shiyunさんが在宅勤務している自宅
海外メンバーと話をしていて、共通して話題に上がったのが「コミュニケーションの難しさ」でした。まだ規制の厳しい地域では、社内外問わずコミュニケーションは全てオンラインで行われるため、相手の表情を読み取ったり、細かい確認作業を行うのが難しく、規制のない地域であっても、マスクをしたり、一定の距離を保ったりと周囲への配慮が必要なため、元通りとはなかなかいかない様子でした。コミュニケーションの取り方は、どこの国においても共通の課題の様です。
おそらく同じ国であっても、住んでいる地域やその人の価値観によって生活環境は異なると思いますが、ご参考になれば幸いです。