さて、始まりました。
メタップスの各社エンジニアが集まり行われる横断勉強会!
今回、発表してくれるのは、
立花優斗さんです。
「プリン」というFintechサービスを開発しているイケメンエンジニアです。
前職ではそこまでコードを書くことがなく、
プリンに入社してきてから、がっつりコードを書き始めたんです。
と自信なさげに言っていましたが
プリンを支えるエンジニアとして、
バリバリコードを書き、貢献してくれています。
「プリン」ってどんなサービス?
それでは、立花さんが開発しているプリンについて、見ていきましょう。
プリンは、2018年3月にリリースした、Fintechのアプリです。
お店でお金を払うだけでなく、
個人間でもお金を渡すことができるサービスです。
2019年の7月には累計総金額が80億円突破するなど
リリース以来、急成長を遂げているサービスです。(おめでたいっ!)
プリンの特徴
その特徴は、なんといっても
手数料が基本 0円!!
※一部金融機関出金、セブン銀行ATMの出金の際手数料が発生する場合があります。
お金をもらうときの手数料はもちろん、
送金時や、支払時
"プリンから口座にお金を戻すとき"も基本的に手数料はかかりません!
ほとんどのキャッシュレス系のサービスでは、
自分の口座にお金を戻すときは手数料がかかりがちですが、、
ほとんどの出金を0円でできるのは驚異的ですね!
自分の知る中では、最もユーザーに優しいキャッシュレスサービスです。
というのも、プリンというサービスのビジョンが、
「お金コミュニケーションの創出」にある
からだそうです。
手数料の負担をとにかく抑え、もっと気軽にお金のやり取りをし、
お金のコミュニケーションを創る。
ユーザーにとっては、涙が出るほどうれしいので、
このまま続けてほしいですね。
ちなみにmetapsでは、オフィスで購入できるお菓子や、
食品、経費精算までプリンで行っています。☺️
プリンの開発体制は?
使用技術は多岐にわたります。
バックエンドは、
PHPのCodeIgniterというフレームワークも一部ありますが、
基本はRuby on Railsです。
Railsでは、Trailblazerというgemを使っています。
ざっくりいうとサービスクラスを作るためのgemで、ModelやControllerからビジネスロジックを切り離すことで、コードに秩序をもたらしてくれます。
また、最近、MetabaseというOSSのBIツールを導入したということで、
知見がたまり次第、共有しますとのこと。
ありがたいっ..!!!
マイクロサービスアーキテクチャへの移行
また、プリンでは、
積極的に以前のモノリシックなアーキテクチャから
マイクロサービスアーキテクチャへの移行を進めており、
インフラを1から見直し、
APIの再設計を行いながら、
もちろん新規機能開発と並行して移行しています。
もうすでにインフラの再設計は終わり
APIを鋭意開発中とのことです。
PHPからRailsへの移行は、Trailblazerを使い肥大化を防ぐ
マイクロサービス化にあたり、
APIの再設計にくわえ、バックエンド言語の見直しを行い
Railsへの移行を行っています。
その際に、Trailblazerを用いることで
サービスクラスにロジックを切り離して、ModelやControllerの肥大化を防ぎ、
強力なフロー制御をおこなうことができるため、
可読性が向上が期待できるとのこと。
Railsで、マイクロサービスに移行しようというときや、
あまりにもControllerなどが膨らんでいるときは、導入を検討するのは
おすすめですよ!と熱弁する立花。
プリンのアプリは、どうやって開発しているの?
現在、プリンのアプリは、
iOS,Androidの両方で動作するCordovaというフレームワークを
用いて開発しています。
しかし、パフォーマンスや
メンテナンスコストの問題があり、
将来的には、KotlinやSwiftのようなネイティブ言語への移行を
予定しているとのこと。
非エンジニアでも扱いやすいデータ可視化ツールMetabaseの導入
また、ユーザーの傾向分析やモニタリング業務には、エンジニアだけではなく、
非エンジニアの人もデータを触ることが多いと思います。
そこで、非エンジニアでも扱いやすい、
データ可視化ツールのMetabaseを導入しました。
SQLを扱えないひとでも、
クエリビルダがあるためわかりやすく、
ReadOnly権限を付与することもできるので、事故を防げて安心です。
また、入力するパラメータの型を指定するだけで、
カレンダーのような、適した形式のフォームを設定してくれます。
まだ使い始めて数ヶ月ということなので、
ぶっちゃけた、使用感などの続報に期待ですね!
気になるプリンでの働き方は?
労働環境。重要ですよね。
プリンは、フレックスタイム制をとっており
コアタイムが11:00-16:00。
基本的には週に1回定例を行い、
ここではエンジニアだけでなく、Biz側やベンダーも含めた進捗報告や、
新規機能の要望などを話していきます。
タスク管理は、GitHub Issueベースで行い、
カンバン形式で各タスクのステータスを確認しています。
また、日報を始め、インフラのアラートやエラーログ、ECSへのデプロイツールなどにSlack Appsやインテグレーションを活用し、エンジニアにとって働きやすい環境を整備しています。
最後に。
累計総金額が80億円を突破し
人気急上昇中のお金コミュニケーションアプリ 「プリン」
そんなプリンの裏側まで、少しでも伝わったでしょうか。
市場規模からみても、今後伸びる可能性が高い、
キャッシュレスアプリ。
プリンでは、新規機能やリプレースをリードしてくださるリードエンジニアや、APIなどをゴリゴリ開発したい!というバックエンドエンジニアを募集しています。
気になった方は、採用ページも覗いてみてくださいね!