放射線技師からエンジニアへ~未経験エンジニアがメタップスを選んだ理由~

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山浦 直人  Naoto Yamaura
株式会社メタップス 開発グループ
福岡県出身。診療放射線技師から資格を活かし、医療系企業でMRIの専属Application specialistとして従事。主に、顧客へのトレーニングや、技術公演、学会サポートなどのを通じ、格差のない医療レベルの向上を目指した。エンジニア転向後、メタップスでは、開発グループとして、新規事業や社内ツールの開発に従事。

エンジニアの可能性は無限大。チャレンジを求めてジョブチェンジ。

ー前職ではどのような仕事をしていたんですか?

前職では放射線技師をしてました。高校3年生の時に東日本大震災が発生し、そのニュースを見て放射線に興味を持ちました。その当時はまだ放射線が善なのか悪なのかという議論が頻繁に行われており、メディアもネットも情報が錯綜としてました。そこで、自分で真偽を確かめたいと思い、放射線について調べるうちに、放射線技師という職に興味を持ちました。

 

ー放射線技師!?特殊な資格でかなり専門性高いですよね・・・

そうですね。放射線技師になるために医学部で勉強しました。そのまま専門性を高めていくつもりで医療系の会社に就職しました。しかし、専門性を高めれば高めるほど医療業界は狭くて、その中でさらに放射線と絞ると、かなり狭い業界でしか求められない人材になってしまうことに気付いたんです。放射線技師や医療系の仕事も、もちろんとても立派な仕事です。ですが、もっと汎用性が高いスキルを身に付けたいと思うようになりました。

 

ーそれで転職活動を?

はい!より幅広い業界で活かせるスキルをもって、チャレンジングに仕事をしたいっていう思いが強くて。ちょうどこの時期にブログを書き始めました。この時ブログ作成のために、CSSを触ったのが初めてのプログラミングでした。それで、ふと「エンジニアとして、自力で0からプロダクト作れる力を身に付けたら活躍できるフィールドは無限大だな」ってことに気付きました。エンジニアとして一流のスキルがあれば、関わる業界やプロダクト、働き方、働く場所に囚われず幅広い世界で活躍出来ますし、他のスキルと掛け合わせた時の効果が非常に高いと思い、エンジニアを目指すことにしました。

 

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どうせ未来が不確定ならチャレンジしたい。

ー放射線技師からエンジニア。前職を退職するとき会社の人は驚かれたんじゃないですか?

いえ、それが前職のころ異端児って呼ばれていたんですよね。だから、私が急転換してもそんなに驚きはなかったんじゃないですか。

 

ーどうして異端児なんて呼ばれていたんですか?

実は、医療系の会社に勤める前の学生時代に病院で働いてた時期があるんですよね。うすうす病院ではなく、企業で働く方が自分にあってるのではないかと思っていたので、それを確かめるために。病院は安全第一で、安心を提供しています。もちろん良いことなのですが、その分変化を嫌うのです。そうすると自然と新しいチャレンジをする土壌が育ちません。加えて、閉鎖的な環境なので外からの刺激が無いんですよね。なので自分には向いてないと感じました。医学部の同級生の9割9分が病院へ就職するんですけど、自分は企業に勤めることを選択しました。企業に勤めて、放射線技師の知識を活かして、MRIの技術営業をしてました。その時点で周りとは違う選択をしているので周囲からは「異端児」と呼ばれてました(笑)

 

ー人と違うことをする不安はないんですか?

自分の成長に繋がることだったり、新しいことをしたいっていう気持ちの方が強いです。どうせ未来が不確定ならチャレンジして自分が好きで納得出来る楽しい道を選びたいなって自分は思ってます。

 

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エンジニアへの転職は、条件を全て満たす企業を探した。

ーメタップスはどこで知ったのですか?

メタップスは元々知っていました。それで転職活動をしている時に、wantedlyで「未経験エンジニア」を採用していることを見つけ、応募しました。一昨年くらいから「未経験エンジニア」が注目ワードとなっていて、自分が転職活動始めた時期には、未経験で就職することは厳しい世界になっていました。エンジニアの働き方や希少性、転職市場での強さなどが注目され、エンジニアへ転職する人たちが増えたためだと思います。受け身での転職ではなく、攻めの転職活動が必要だなと考え、モクモク会(エンジニアの勉強会)に参加したり、twitterを駆使して必死に情報収集をしつつ、必死にポートフォリオを作成していました。

 

ー入社の決め手となったのは?

メタップスに入社する決め手となったのは、私が転職先の条件として求めていた5項目を満たしていたからです。かけだしエンジニアとして、成長に必要なスパイスがそろっていないと、と思って、この条件は大切にしていました。エンジニアとしての第一歩として、この条件を満たすところで鍛えれば将来もっと大きな仕事に携われるなという思いで、転職先を探していました。

⓵モダンな開発環境があること

⓶0→1でプログラミングが出来る 

⓷to B、to Cどちらのサービスもある

⓸チームの人数が5名以上10名以内

(少なすぎるとコードレビュー等も厳しくなる、多すぎると分業が進み限られた範囲でしか技術が身につかない)

⓹自分から発信出来る環境がある

メタップスは条件の5項目を全て満たしていて、バランスがとてもいいなって思いました。

よっぽど大きな会社、大きな組織じゃないと⓷を満たすのが難しいが、そうなると⓶や⓸を満たせないってなってしまうんですよ。自分できめた条件ですが、結構この5つのバランスは難しいなと(笑)

入社早々、まさかの「0からプロダクト作って」

ー実際に入社してみてどうでしたか?

未経験エンジニアなので、最初はやれることが限られてて、既存サービスの改修など保守的なことからやるのかと思ってたんです。

そしたら、まさかの「0からプロダクト作って」でした(笑)いい意味で裏切られましたね・・・。

要件定義からDB設計して、API用意して... と大忙しですが、しっかりサポートもして頂き、実り多い日々を過ごさせていただいてます。

もともと、チャレンジングな仕事をしたいと思って転職しているので、その依頼が来た時に思わず「やってもいいんですかー!!!」って聞いてしまいました。それくらい嬉しかったんです。人によっては初っ端から重い仕事押し付けられたなって感じるかもしれないですが(笑)

 

ーどんなチームなんですか?

もちろん知識がそこまであるわけではないので、大変なこともありますが、分からなくなったらちゃんと教えてくれる環境があります。毎日ちゃんと学ぶことがあって、詰まったら教えてくれる、未経験エンジニアが成長する環境がちゃんと整っていると思います。

何より指導いただくマネージャーの存在が大きいですね。

エンジニアとしての技術力が高い上に人望もあります。特に「聞く力」が秀でていてコミュニケーション能力がとても高いと思います。技術の面では追いつくにはまだ時間が掛かりそうなので、どうにかコミュニケーション能力だけでも少しずつ盗みたいなーと密かに思ってます(笑)。チームの人も、同じようにエンジニアとして一流な上に人間性が高い人が多いです。バックグラウンドが特殊な人も多いですね。いいチームを作ろうとみんな協力し合っててとてもいい雰囲気です。期待以上の環境に満足してます。

 

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自分が好きで、自分が納得出来る仕事をしたい。

ー最後に、これからメタップスでどうありたいですか?

仕事を選ぶ基準として今後も「自分が、納得出来る仕事」をしていきたいと思っています。過去にとらわれて判断が鈍ることがあると思います。例えば今までにこれだけの知識を身に付け、時間を費やしたんだから、このやり方のままやり続けなければならないとか、そういうしがらみにしがみつくような事はしたくありません。

常に自分が成長出来る環境にいるかを確認し、自分の可能性を伸ばしていきたいですね。これから先も、過去にとらわれている自分に気が付いたら、今までの人とは違う道に挑戦してきた自分を思い出して勇気をもらおうと思っています。

 

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