見えにくい広告運用の現場の第一線だからこそ、クライアントと真摯に向き合いたい

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山岡 京太郎  Kyotaro Yamaoka
株式会社メタップスワン 

営業職/2017年度入社(中途採用)
埼玉県出身。前職でもWeb広告の代理店で広告運用を担当。

現在はADストラテジーディビジョン・リーダーとしてGoogle・Facebookなど主要な広告媒体の運用と改善提案を行っている。

 
- 学生時代はどんな生活をされていましたか?

大学1年生の前期に一人暮らしを始めました。自由な環境だったので、大学生活はのんびり過ごしていました。サークルに入ったり、バイトをしたりしていたのですが、学業以外の方に興味が向いてしまい、留年を繰り返し、7年間の大学生活を送りました。かなりマイペースに学生生活を謳歌していましたね。

途中、ライブハウスに通うようになり、音楽にはまっていきました。気づくと自分もボーカルをやっていました。その後、友達から声をかけられバンドを組んでベースを担当していたこともあります。その時は大学を辞めようと考えるほど本気で音楽をやっていましたね。若気の至りでしたが、とても楽しかったです。

しかしふと気づくと留年を何年もしていたので、親からの援助も途絶え、さすがにマズいと思いました。学費と生活費を貯めるために1年間必死に居酒屋の夜勤のバイトなどで稼ぎ、7年目でやっと卒業することができました。

 

 - 就職はどうされたんですか?

研究室の紹介で就職を決めました。卒業することに一杯一杯で就職活動をあまりしていなかったんです。初めて就職したのはエンジニアの派遣会社でした。大手企業に出向し、発電所の配管の強度を評価したり、CADを使って製図をしたりと、様々なことをさせていただきましたが、単純作業が多く面白さを感じませんでした。

また、大学では機械工学を専攻していたのですが、仕事内容は建築系の知識が必要だったので似ているようで違う世界でした。そんな中で情報収集・スキルアップのための学習環境に不満がありました。情報セキュリティの観点から資料を持ち帰ることもできず、残業もできないため学ぶ環境が限定的で、とても歯がゆさを感じていましたね。

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- そうだったのですね。そこからどうやって広告運用に携わることになったんですか?

偶然、「Webマーケッター瞳」という本を知り、Webマーケティングの仕事を知ったことがきっかけです。学生時代、音楽活動の一環でWEBでの集客に挑戦していたこともあり、元々強い興味がありました。転職サイトでWebマーケティングの会社を見つけ広告運用の世界に。

転職した会社は、社内イベントや誕生日会などが多く、仲間も同世代の方が多かったのでとても楽しく働きやすい環境でした。

仕事は自分で検索ワードや広告文を考え運用していくのですが、自分で考えたものが形になり、すぐに反響が来ることがとても面白いと感じましたね。何より自分のやりたいだけ思いっきり仕事ができること、学びたいと思ったらインターネット上にたくさんの情報があることが刺激的でした。働くことが楽しくなりましたね。

 

- 学べる環境、良い職場環境だったのですね。メタップスワンにはいるきっかけは?

メタップスワンに統合される前の会社だったのですが、その社長であった佐野(現・メタップスワン役員)を知人から紹介されたのがきっかけでした。佐野の穏やかで優しく、人を何より大事にしている人柄に惹かれ、転職を決意しました。これまで出会った経営者の中でも群を抜いていましたね。一緒に働いていても変わらず、尊敬しています。

また、当時の会社はゼロからの立ち上げだったので、そこを経験できることにも魅力を感じました。入社当時はスタートアップの会社だったので不安もありましたが、すでに、大手広告代理店・取引先との付き合いもあるということで安心感がありました。広告運用はクライアントからの評価が第一なので、大手クライアントからの信頼があるのは決め手の一つとなりましたね。

 

- 今はどんな仕事をされているんですか?

主に広告のプランニング・運用・成果報告の3つをしています。

Googleなどの検索で出てくる広告を始め、FacebookやLINEなどのSNS、サイト上のバナーなど幅広いメディアの中で、どんなターゲットにどんな広告を出すかをプランニングします。広告オークションの入札調整や予算の管理、広告精査などを行い、広告運用をしています。

そして、広告運用結果を集計・分析し、レポート報告と次月のプランをクライアントと共に考え、クライアントの利益向上を目指していくのが仕事です。

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- 様々な広告知識が必要そうですね。どんな方が向いていると思いますか?

忍耐力がある人が向いている仕事だと思います。案件によって、突発的な依頼に対応する必要が出てくることがあります。フレキシブルに対応し、クライアントのニーズに応えていくことが要求されるので、クライアントに寄り添っていける姿勢が大事だなと日々感じていますね。

そして広告の機能は日進月歩、リニューアルがとても早いので情報収集や勉強が不可欠です。また基本的に向き合うのは数字・データになるので。数字見るのが苦ではない人がいいですね。

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- 多くのクライアントや案件を担当されてきてると思うのですが、思い入れのある案件はありますか?

去年から担当させていただいているクライアントさんの案件ですね。タイミング的なものなのかもしれないのですが、仕事の向き合い方が変わるきっかけとなりました。元々、広告運用は数字を調整する仕事、数字と向き合うことばかりだと思っていたのですが、この一件から向き合っていたものが変わり、数字だけでなく世の中の動きまでも考えてより広い視野で考えるようになりました。

プレッシャーが自分を変えたのかもしれません。一昨年、案件が増えて抱えきれなくなってしまい、ミスが頻発してしまった時期がありました。信頼を失ってしまった時期でした。

そんな中、この案件はラストチャンスとして与えられた案件だったので本当に必死でした。大げさかもしれませんが、会社に居続けられるかを左右するくらいの物凄いプレッシャーでした。

なんとか成果を出すことができ、クライアントからの信頼を感じることができ、社内の信頼も回復できたのではないかと思います。

また、この案件は広告運用だけでなく、事業開発、LP制作など、会社全体でクライアントのサポートをしている案件でした。これまでやってきた運用の考え方だけでなく、マーケティング全般として案件に取り組んでいる状況が、マーケティングは広告だけではないという気づきを与えてくれました。マーケティングとは何かすっと頭に入ってきた瞬間でした。

今でもその時の考えは活きていて、検索のキーワードを決めるのもより広い視野で考えるようになりました。

 

- チームで働く醍醐味はなんですか?

先ほどの案件もそうですが、チームで動くことの良さはメンバーそれぞれの得意を活かすことで提供する価値や幅を広げられ、いい相乗効果が生まれるということです。

メタップスワンは3社が合流してできた会社です。それぞれの良さや強みを生かしあうことでクライアントへの提供価値がぐんと上がると感じています。 

バナー制作の一件で、自分でラフ案を考える機会がありました。これまで制作に関わることは少なく不慣れな作業でしたが、試行錯誤しながらデザイナーとやりとりをしていると、そのデザイナーはクライアントや自分から依頼されたものだけでなく、自身の知見を共有し、レベルの高いものを提出してくれました。

自分にはない知見を得ることができ、成長スピードが何倍にも早くなります。

3社が合流し人数も増えたので、お互いの知見を共有しあい、より一層成長の幅を広げていきたいと思います。
 

- 気持ちよく仕事できているんですね。メタップスワンにはどんな人があっていると思いますか?またどんな会社でありたいと思いますか?

裁量の大きい仕事なので、積極的にトライ&エラー出来る人が良いと思います。

また、お互いの成長のために色々と議論し合える人だといいですね。

会社としては、信頼される存在であり続けたいと考えています。広告運用はクライアントからするとブラックボックスで、見えない部分が多くあります。だからこそ信頼関係が大事です。信頼を得るためには出来ないことは出来ないということも大事だと思います。Webマーケティングという魔法のようなイメージだけが先行してしまい、時に無理難題な要求もあるため、その時はしっかりクライアントと課題に向き合い、現実的な解決策や目標設定などを探っていきたいと思います。

最終的にはクライアントも気づいていない課題や価値に対して、こちらから気づきを与えられるようになりたいですね。そうして、信頼されて長く付き合っていただける会社になれれば嬉しいと感じています。そのために日々精進していきたいですね。

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