不動産業界のDX化にコミットする決済事業『BeesRent』

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赤窄 拓也
赤窄 拓也Takuya Akasako / 株式会社メタップスペイメント 決済事業部 不動産決済グループ グループマネジャー

2013年中途入社。不動産賃貸市場向け事業の立ち上げ期に参画。現在はグループ責任者として、事業企画やマーケティング、メンバーマネジメントを担当。


―まず、赤窄さんが担当している業務を教えてください。

赤窄

不動産業界向けに特化した決済を提供するグループの責任者として、不動産業界を専門とした決済サービスの提供について戦略の立案を行っています。メタップスペイメントで提供する決済システムを使ってどのようなアプローチができるか、どういった課題解決を提案できるかなどシステム開発に近い企画などもあります。現在、注力しているサービスは『BeesRent(ビーズレント)』です。

―BeesRentとはどのようなサービスなのでしょうか?

赤窄

賃貸物件の不動産管理会社様や家主様向けの家賃収納と送金のシステムを併せ持つサービスです。入居者様から回収する月々の家賃を取り扱います。

―どのあたりが強みのサービスなのでしょうか?

赤窄

家賃の回収スパンが早くなる点です。通常、入居者様の口座から振替した家賃は不動産管理会社様や家主様に着金するまで約1週間、振替結果次第では1週間以上かかるケースもあります。BeesRentの場合は、振替結果に関わらず、口座振替日の翌営業日に家賃の満額が当社から着金となりますので、非常にシンプルなお金の流れを実現できます。

BeesRentの特徴
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―BeesRentを応用するなど、様々な課題に対して解決策の提案はできるのですか?

赤窄

そうですね。不動産業界のお客様向けに、既存のプロダクトや機能に限らず新たな解決策も考えています。社内の他グループと連携をとりながら進めていくことも多いです。

―どういった社内連携があるのでしょうか?

赤窄

当社のWEB決済サービス『Paysys(ペイシス)』と連携することは多いです。例えば、家賃の決済ができなかった場合、BeesRentの画面からPaysysへ接続させ、ボタン1つで簡単に督促が行えるようにしています。 また、入居時の申込フォームから引っ越しの初期費用の決済までシームレスに行いたいといった要望もあるため、不動産会社様のサイトからPaysysの画面へ遷移するシステム連携なども行っています。

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―不動産の業界は対面で手続きというイメージありましたが、IT化が進んでいるんですね。

赤窄

そうした商習慣が根強かったのは確かです。家主様の中には、入居されている方と顔を合わせて近況を報告しあいながら集金を行うのが好きという方も多かったと思います。ただ、例えばそうした家主様も世代交代し、お子さんやお孫さんが家主となることも増えてきています。働く場所が管理しているマンションやアパートの近くならばまだよいですが、遠い場合はWEB管理できるようにしたいというニーズは大きくなりますね。

―紙の契約書や申込書による手続きも変わりつつあるのでしょうか?

赤窄

はい、かなり変わってきています。 例えば、電子契約を提供しているドキュサイン・ジャパン(株)と連携し、電子締結と決済のソリューション提供を始めました。不動産管理会社様は、入居者様との不動産更新契約をドキュサインの電子署名で締結します。署名完了後、入居者様に対し自動で決済リンク付きのメールが送付され、パソコンやスマートフォンからお支払い手続きが行えます。このソリューションにより、契約締結完了までの時間を大幅に削減することが可能となりました。

―新型コロナウイルスの影響ですか?

赤窄

それもありますが、法改正の影響も強いです。2022年の宅地建物取引業法改正によって、電子契約で締結できる範囲が大幅に拡大します。こうした法改正の動きも見ながら不動産業界のDX化を推し進められればと思っています。

―業界の変化を引っ張るサービスを作ることができそうですね。

赤窄

そうですね。エンジニアらの開発チームと距離が近いこともあって、ニーズに即応しながら開発もできています。ここはエンジニアの皆さんのおかげであり、これこそがメタップスペイメントの強みかなと思います。私自身、求められている機能の設計から関わることができているので、この仕事の面白味でもあります。通常、こうしたサービスを扱う場合は、営業は商品を売るといった職務分担になりがちですが、BeesRentのチームではお客様の声からサービスの企画を行い、エンジニアと一緒に要件定義を行うことができるので、事業をつくるという経験を幅広くできるので、面白いと思います。

―業界の変革期にまさに携われそうですね。

赤窄

一つの業界に対して何かしらインパクトを与えて変えていきたいという方や、 変えていく中に自分がいたい!という想いのある方でしたら、是非一緒に仕事したいなと思っています。そういった想いのある方が楽しめる環境がまさに今あると思っています。

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