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話題のSaaS業界トレンドを解説!新規事業に込められた「3つの役割」とは?

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こんにちは。人事の香東です!

昨年末、メタップスクラウドチームがSaaS利用実態調査に関するレポート『コロナ期のSaaS導入変化でふり返る2020』を公開しました。


『SaaS業界全体の底上げをする』そう語るメタップスクラウドチームの古川さんと成田さんにSaaS業界におけるコロナ禍で起きた変化や今後の動向についての考えを教えていただきました。

SaaS(Software as a Service)
クラウドにあるソフトウェアをインターネットを経由して提供・利用できるサービスのこと。
メタップスクラウド
今春メタップスがリリースするサービス。
SaaSの導入増加がもたらすお金・時間のムダを改善する「SaaS管理」と セキュリティリスクを抑える「ID管理(IDaaS)」の 2つの機能を備えた日本初のSaaS一元管理ツール。

香東
今回どうしてこのようなアンケート調査を行ったのでしょうか?

成田
昨年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、生活様式や働き方が大きく変わりました。
特にリモートワーク推進が本格化し、ZoomなどのWeb会議ツールや情報管理、勤怠管理ツールなどのSaaS需要が高まっていると世間で言われており、僕らもそう感じていました。
そこで今回の調査は漠然と「企業のSaaS導入は増えている」という粒度が大きかった仮説を、業界や規模で細かく区切って見ることでSaaS業界や市場の理解を深めることが目的でした。

香東
実際に調査を行ってみて、調査前とのギャップはありましたか?

古川
大きなギャップというのはあまり感じませんでしたが、意外だったなと感じる部分はありました。
利用率がさほど高くないと思っていたSaaSが広く使われていたり、IT担当者の業務の範囲や重量が予想より多かったりというようなことを知れたのはよかったと思います。

香東
他に印象的な結果や面白いと思ったデータなどはありましたか?

古川
教育業界でSaaS利用が増えているのは衝撃的でしたね。
また逆に増えにくかった業界や領域に関して、会社でのリモートワークの推奨率が低いとSaaS利用率も下がるということが分かりました。
これは外部のデータも参照にして裏付け調査をした結果見えてきたことなのですが、なかなか面白い発見があったなあと思います。

成田
『コロナ以降でSaaS利用率が6割の増加』という結果が興味深かったです。
データ集計時に多くの業界でかなりの増加傾向を示していたので、6割という数字は思っていたより少なくて意外でした。

 

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古川
あと個人的に面白いなと思った数字は3000人以上の会社が使っているSaaSがほぼ外資系というところでしたね。

香東
それはどうしてでしょうか?

古川
グローバルの規模に対する日本のSaaSがまだないということの証明だと思います。
3000人以上の会社なると海外にも拠点がある可能性が高いので、そこに国内のSaaSの利用率が低い何かしらの理由があるんだろうと考えています。
例えば単純に英語対応とか、また会計基準の違いや勤怠管理制度が外国ではあまりメジャーではないというような文化の違いなど色々考えられるのが面白かったですね。

香東
それでいうと、レポート内で言っていた『日本のSaaS利用数はアメリカの5年前と同レベル』というのも驚きました。
アメリカでは平均80個のSaaSを導入しているとありますが、アメリカが進んでいる理由はありますか?

古川
国土が広い、というのが理由の一つとして考えられます。
「一つの場所に物理的に集まる必要性がないもの」に関してアメリカは昔から発達が早いですね。

成田
オンライン展示会などもアメリカは5年前から主流でしたよね。
アメリカで展示会をするとなると、西海岸の人が会場である東海岸まで2、3日かけて行くというのはあまり現実的ではないでからね。

古川
ビジネスでもアメリカ全土を制覇しようとか、広げようという動きをするとなると拠点の分散化というのは必ず必要となるわけです。
しかもアメリカの建物や土地代は都市部でなければ非常に安いので場所に捉われないビジネスの形が定着しているんですよね。
一つの場所に集まって仕事をしないとなれば必然的にクラウドを利用するようになるのでSaaS導入率も高くなります。

香東
国土が狭い日本でもコロナ禍の影響で大規模な移動制限があったから、SaaSが普及したんですね。

成田
その影響は強いと思います。
やっぱりアメリカは距離を解決するビジネスが強いですよね。

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香東
課題として『SaaSの管理者不足』ということがレポート内であげられていたと思いますが、 あまりフォーカスされていないのは何故ですかね。人事が気づいていないとか?

古川
IT担当者のITリテラシーが高いので、今まではなんとかしてしまっているというのが考えられます。
IT担当者が所属する情報システム関連の部署は非生産性の部署なので、企業が情報セキュリティに関してかけられるコストが元々低いので問題視されにくいです。特に日本はそうだと思います。

香東
これから日本も意識が変わっていくと思いますか?

成田
日本でも近年DXという言葉が注目されてきていて、多くの企業でデジタル化移行に向けて仕組みや制度を整理し始めると思います。
そこまで来てようやく「情報セキュリティに対してある程度コストが必要」という意識が生まれてくるかなと思っています。

古川
SaaSの管理に負担を感じている人は多いですが、管理に限界を感じている人は現状多くないです。
ただ10個くらいのSaaSであれば管理出来ても、これから先管理するSaaSが50個や80個に増えると手が回らなくなってくると思うんです。
なので僕らの使命としてはSaaS市場を伸ばしていくことだったり管理側の効率化を支援する機能の開発といったことはもちろんですが、IT担当者の負担がすごいですよという警鐘も鳴らしていきたいと思っています。

f:id:meetaps:20210303200420p:plain 香東
SaaS業界そのものを伸ばしていくことに何か理由はありますか?

古川
自律分散型社会の実現ですね。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、少しずつ生活スタイルや働き方の見直しがされてきました。
とは言っても世界から見て日本の都市への人口集中や依存度は依然高いままです。
この一極集中を解消するのはリモートワークやリモート教育をはじめとしたDXの推進が必要になります。
そうした社会をメタップスがリードしていくことを目指しSaaS業界、市場全体を盛り上げていきたいと思います。

香東
コロナ収束後もSaaS利用は増え続けるのでしょうか。
このコロナ禍の影響で爆発的に市場が伸びましたが、コロナが落ち着くとSaaS市場も収束に向かう可能性はありますか?

古川
長期的な目線で見るとSaaSは絶対に必要となるものなので終わるということはないと思います。
スピードとしては今のまま伸びていくか現時点ではわかりませんが、将来的に日本ではSaaS利用者が増えざるを得なくなると思います。

香東
それはなぜですか?

古川
背景として労働人口の減少があります。
人口が減っていく中で、企業としては生産性を上げることに方針転換していかなくてはなりません。
データを右から左に移すというような単純作業は自動化されて、 何か新しいことを始める際はフォーマットが決まっていたり、今あるものを活用する思考やマインドセットが作られていくと思います。
生産性の高さや瞬発性の高さにつながってくると思うので、そういった意味では日本国内のSaaS利用は必然的に伸びていくと考えています。

成田
今回のコロナ禍でいうと、オンラインミーティングの需要が高まったことでZoomの利用が大幅に増えました。
来年でいうとDX投資への減税措置や給与支払いのデジタル化などもSaaS市場を加速させると思います。
その流れを引っ張っていくアーリーアダプターがメタップスでありたいですね。

古川
「SaaS業界を底上げすること」「SaaS市場を伸ばしていくこと」そして今現在「IT担当者たちに負担が寄っているという気付きを促すこと」この3つをメタップスが中心となって進めていきたいと思っています。
これは社内外問わず多くの人に伝えていきたいと思っています。


今回の『SaaS利用実態調査』を基に、第二弾のレポート『「SaaS爆発」時代の裏に潜む課題を徹底調査~社内で利用しているSaaSを管理できていない企業が50%以上も存在~』を公開しています。 このレポートではSaaS増加によって発生する様々な課題について、具体的に調査をした結果をまとめています。 こちらもぜひチェックしてみてください!

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