こんにちは、メタップス人事の芳賀です。
この度メタップスでは、2020年4月1日(水)に4名の新社会人を新たなメンバーとして迎え入れました!
メタップスでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月末よりリモートワークの拡大など対策を行ってきました。
本来であれば、顔を合わせて祝福し迎え入れたいところですが、新しいメンバーも4月1日より在宅勤務にて研修をスタートしました。
研修では、完全在宅勤務ながらもメタップスの業務やメンバーの雰囲気を理解すること、なによりも疎外感を感じずにメンバーの一員としてなじみ、いち早く活躍できるように研修を進めています。
そんなフルリモート新卒入社の様子をお伝えし、フルリモートであるからこそのメリットやデメリットについてもお話できればと思います。
まずはみずから体験してみます
これまで対面での研修は行ってきた私ですが、フルリモートの研修について、ふと疑問に思いました。
そもそも聞き慣れないテーマに対して、新社会人の人たちはオンラインでどれくらい集中できるものなの?
身をもって知る精神の私が、実際に受けてみます。
注釈1:こちらはシステム思考に関する研修、コンサル、システミングのプラットフォームを提供している株式会社レヴィさんのオンラインデモ講義です。私が実利用を検討する中でであい、非常にわかりやすい説明を受けさせていただきました。
充電回路......?分離装置......?ほう......。
笑顔でご説明してくださる株式会社レヴィの三浦さん。
悩みこむ表情の私。
とは言っても、ほぼ未知の領域の講義でしたが、90分ほどであれば集中できることを確認し、フルリモート研修の企画を開始しました。
リモート環境の準備について
フルリモートで研修を行うために、環境面で準備したことは以下の通りです。
従来メタップスでは、Slack、Google ハングアウト Meet、Googleスプレッドシート等オフィスアプリを使用していますので、オフィスツールについては新たにインストールするものは特段ありません。
本来のオフィスへ出社しての研修であれば、社内図書館の書籍を活用しますが、今回は在宅環境ですのでAmazonプレゼント機能で郵送しました。
※社内図書館についてはこちら
いよいよ研修のスタート
人事で研修を行った後に、現場でのOJT研修となります。
人事での研修では、活躍していくために必須となる思考力や行動力といった基礎を養います。
研修が始まった当初は、私も「これは本当に伝わっているのか?」や「モチベーションが下がらずに受講できているのか」とかなり慎重に新しいメンバーの様子を伺い、ともすれば「WEB会議の音声をヘッドホンで聞いてくれているが、あれはPCにつながっておらず音楽きいているのでは?」と疑心暗鬼になりながら講義を行っていました。
本来の研修であれば、10日間ほど座学中心となります。メタップスのカルチャー、メタップスグループのプロダクトについて、あるいは社会人としての教養などを学ぶことになります。
今回は、リモートですので、同じ空間にはおらず、お互い熱量を感じとりにくい状況だと思います。進捗はつかめても、モチベーションや熱量を感じ取ることは非常に難しいと思います。
そのためインプット中心ではなく、リアルでの研修以上に細かいアウトプットを求める形式で研修を企画することが必要と感じます。
入社人数からして、最大でも1対4での講義となりますので、こまめに新しいメンバーの意見を吸い上げる機会を設け、成果物が少しでも形になるような企画を増やしました。
例えば今回、研修コンテンツの一つとして、在宅勤務における工夫をPRする動画を自社の動画編集アプリを使って作成してもらいました。
「企画するとはどういうことか」についての講義を受け、ディスカッションを行ってもらい、自ら企画し作成してもらいました。
もちろん歓迎会もオン飲み
各自の自宅から新しいメンバーの皆さんを歓迎!リアルで行う飲み会とは異なり、全員が正面から顔を合わせられることや席の位置に関係なく平等に話せるので、意外にも話しやすいといった声も。
フルリモート研修を行ってみて
フルリモート研修について、私の率直な感想をお伝えしたいと思います。
- 1on1
Slackなど文面だけでは伺えない様子も多分にあり、フルリモート環境では業務外のコミュニケーションが減るので、普段以上に実施することがよいと感じます。 - 幅広い業務を理解できる環境づくり
居所的な業務や都度タスクを共有するのではなく、リモート環境下ではより見えにくくなっている全社的な動きや局所的な業務の背景にある大きな仕事の流れを伝えてから、業務に当たってもらうことを一層意識することが必要だと感じます。 - オンラインでの歓迎会
画面越しとはいえ正面で向き合えることや平等にすべての人と話せる機会がある点は、オンラインならではの良さと感じます。
- 一方的なインプット講義
新しいメンバーは当然、未知の業務に触れることになるので、業務説明を受ける時間が長くなります。出社しているのであれば、隣の先輩とともに共同で業務にあたりつつ、理解を進めることも可能です。リモートワークとなると、一方的に講師やOJT担当者が、説明する形式に陥りがちです。こうした一方的なインプットの時間は最小化する必要があると感じます。
- Slackオープンチャネルの有効活用
顔を合わせたことがない新しいメンバーたちも、気軽なコミュニケーションがとれるような仕組みづくりをすべきと感じます。普段であれば、業務上関わる必要最低限のメンバーに限らず、ちょっとした立ち話でメンバー同士をつなぎ合わせることができますが、全メンバーが在宅ですと、そうしたアクションが非常に難しいと感じました。オフィスの場合、お手洗いに席をちょっと離れた際などに、偶発的なコミュニケーションが起きますが、そうしたことが一切ないという状況に陥ってしまうのがフルリモートのデメリットと感じます。そのため、少しでもメンバーとの業務外のコミュニケーションやキャラクターがつかめるように、Slackで社員が独り言をひたすら発信するチャネルを作っています。 - プロセスの可視化
作成資料の進捗については、Googleアプリの共有機能により、様子を知ることができます。しかし、インプットすべき事項についてはそこに取り組むプロセスやモチベーションの可視化は難しいと感じたので、次回より可視化/データ化できる方法を模索したいです。
以上、率直な感想です。
何はともあれメタップス全社一同で新たなメンバーの活躍に期待しております!!