今回、TVCM出稿時のDAU変化について、面白い傾向が見えてきました。アプリのジャンルによって、効果が顕著に異なるようです。圧倒的なユーザー基盤をもつLINE系アプリ、ユーザー集客ができるIPアプリ、クラッシュオブクランなど世界的ヒットタイトル、オリジナルゲームタイトル、に分類しています。オリジナル系のアプリのDAUの変化を見ると、TVCM効果は顕著に出ています。またIP系は立ち上がりは早いですが、一定のDAUから大きく伸びる事はなく、ファンの数=アプリの限界値になっている事が分かります。アプリのジャンルによってTVCMの打ち方も戦略立てていく必要がありそうです。
2015年も日本のアプリ市場は拡大傾向にありますが、App StoreもGoogle Playも市場の9割はゲームで成り立っていることがわかります。
ゲームアプリ=プラットフォーム市場規模という傾向は続いているようです。 市場拡大に伴い、開発コストと集客コストは上がっているので、求めるリターンの期待値もどんどん上がっていきます。実際にトップセールス上位のアプリは売上が大きく伸びています。
また、ストア毎の傾向を調査したところ、アプリによって特異なOSが異なる傾向にあります。 例えば、ワールドサッカーコレクションSはGoogle Playで強い傾向にありそうです。
例えば、スクールガールストライカーズはApp Storeで強い傾向にありそうです。
今回は、そんな市場を牽引しているトップセールス上位のアプリに共通している勝ちパターンを探ってみた結果、これは外せないという必要条件をデータから見出すことができました。
トップセールス上位のアプリとDAUの相関について
セールスランキングとDAUを見てみると相関関係がありました。 トップセールス上位のアプリは、ほぼTVCMを実施していると言われていますが、やはりこれだけのDAUを維持させる為には新規獲得、既存リテンションアップ、休眠ユーザーの復帰をセットで行う必要が出てきます。 例えば、パズル&ドラゴンのTVCMはコラボイベント訴求が多いですが、新規ユーザーの獲得に加えて、休眠ユーザーの復帰に重きをおいた施策であると推測できます。
トップセールス上位のアプリのDAUの変化を見ても、着実に積み増していることがわかります。
今回、TVCM出稿時のDAU変化について、面白い傾向が見えてきました。 アプリのジャンルによって、効果が顕著に異なるようです。
圧倒的なユーザー基盤をもつLINE系アプリ、ユーザー集客ができるIPアプリ、クラッシュオブクランなど世界的ヒットタイトル、オリジナルゲームタイトル、に分類しています。
オリジナル系のアプリのDAUの変化を見ると、TVCM効果は顕著に出ています。 またIP系は立ち上がりは早いですが、一定のDAUから大きく伸びる事はなく、ファンの数=アプリの限界値になっている事が分かります。 アプリのジャンルによってTVCMの打ち方も戦略立てていく必要がありそうです。
市場とスマホゲームユーザーの変化
市場は大きく変化していて、WEBからアプリへ、スマホ可処分時間の86%はアプリ利用と、ユーザーのブラウザ利用時間を奪っています。
アプリ利用時間は伸び続けているものの、極少数アプリがユーザーの時間を占有している状況です。 「よく使われるアプリ」は、全アプリの0.0008%以下と厳しい競争環境であることは間違いありません。
ゲームユーザーも変化しており、スマホゲームでしかゲームをしない新しいユーザー層が増加しています。これはゲーム=スマホアプリになったといっても過言ではないと思います。
アプリビジネスで勝つために必要なこと
スマホゲーム市場が拡大し、遊んでいるユーザーが増えている為、ゲーム内外のデータも増え、ビックデータの領域まで伸びてきています。 トップセールス上位のタイトルや複数タイトルを運営している場合は特に顕著かと思います。
優れたプロデューサーの直感による意思決定に加えて、今コンテンツ内部で何が起きていて、誰がどう動いているのか、を分析してデータに基づく意思決定をすることで、厳しい競争環境の中でも優位に展開できるのではないでしょうか。
メタップスはmetapsAnalyticsを通じてアプリ×データ×TVCM×オンラインの全てを一元管理し、意思決定に必要なデータを可視化する事が出来る機能を提供していますので、ご興味ある方はお気軽にご連絡をいただければと思います。
全体レポート
Metapsではアプリの集客・分析・収益化をワンストップで支援する開発者向けmetapsプラットフォームを提供しています。より詳細な情報をご希望の場合はお問い合わせください。