この2年間、「パズル&ドラゴンズ」(GungHo)がGoogle PlayとApp Storeに圧倒的な力を見せ、両ストアの売上チャート首位をほとんど譲ってこなかったです。ところが、11月に「モンスターストライク」(mixi)が初めてGoogle PlayとApp Storeの両ストアに最高首位日数を記録しました。これで「モンスターストライク」が「パズル&ドラゴンズ」を超え、日本のトップアプリになったということになります。
この2年間、「パズル&ドラゴンズ」(GungHo)がGoogle PlayとApp Storeで圧倒的な力を見せ、両ストアの売上チャート首位を独占する状態が続き、他のタイトルにその座を譲りませんでした。ところが、11月に「モンスターストライク」(mixi)が初めてGoogle PlayとApp Storeの両ストアにおいて最高の首位獲得日数を記録し、「モンスターストライク」は「パズル&ドラゴンズ」を追い越し、日本の売上トップアプリになりました。
mixiは2004年の設立からSNSを軸に日本でユーザ獲得を進めましたが、フェイスブックなどの競合にユーザが奪われたことにより一時的に落ち込んでいましたが、モンスターストライクの好成績もあり再び勢力を増しています。
今年、日本Google Play売上チャートで「モンスターストライク」と「パズル&ドラゴンズ」の他に首位を獲得しているアプリがありません。この事実からこの2タイトル間の競争がどんなに激しいものかを知ることができます。App Storeでは、この2タイトルの完全独占ではないですが、他のタイトルが首位を獲得できる機会はほぼ皆無で、「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」(SQUARE ENIX)と「白猫プロジェクト」(COLOPL)しか売上チャートの首位を達成していません。
メタップスが持っているデータを基に、11月のGoogle PlayとApp Storeの売上チャートを作成しました。各ストアには「モンスト」「パズドラ」「LINE : ディズニーツムツム」が1位・2位・3位ですが、他にCOLOPL、Supercell、KLabとMarvelousのアプリが両チャートにランクインしています。
ミリオンアーサー、再来
SQUARE ENIXが2012年にリリースした「拡散性ミリオンアーサー」が日本のApp Store売上チャートに首位、Google Playに6位の最高順位を記録し、好成績のアプリになりました。続いて、11月に進化タイトルのキャラクターコマンドRPG「乖離性ミリオンアーサー」がリリースされ、早速、App StoreとGoogle Playの両ストアの売上チャートに急上昇しています。
上位アプリの中で「乖離性ミリオンアーサー」がApp Storeに一番傾いていることが分かりました。11月のApp Store売上チャートの最高順位が7位、Google Play売上チャートでは19位で、順位差が12でトップでした。また、「拡散性ミリオンアーサー」の売上チャート最高順位もApp Storeに傾いていたことから、既存ユーザ流入も傾いている可能性があるという推測ができます。
一方で、11月のGoogle Play売上チャートに一番傾いたアプリは「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」でした。Google Play売上チャートの最高順位が10位、App Store売上チャートでは15位で、順位差が5でトップでした。
ゲームはApp StoreよりGoogle Play
Google PlayとApp Storeの人気カテゴリーを分析した結果、日本Google Play売上チャートTop 100のゲームのシェアが94%、App Storeには87%ということが分かりました。App StoreよりもGoogle Playの方が売れるアプリのゲームのシェアが高いということになります。
11月の日本Google PlayとApp Storeの無料チャートで同様の分析をしたところ、結果はGoogle Play : App Store =50% : 36%となり、上記の売上チャートと同じくGoogle Playの方がApp Storeよりゲームのシェアが高いという結果になりました。売上チャートと無料チャートの両方で、App StoreよりもGoogle Playの方がゲームのシェアが高いということが分かりました。
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